2022年2月24日の開戦と2022年3月3日の決意
2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻。戦争が始まった。
この日付は将来教科書に載り、暗記しなさいと言われるような日になるだろう。
私はこの日、起きたら戦争になっていてビックリした。飛行場への砲撃、国境を越える戦車、次々やってくるロシア軍のヘリ、嘘のような光景だった。まるで第二次世界大戦そのままではないか。各国のテレビ局が24時間中継を流し続ける中、日本のテレビが速報以外でまったく通常運転だったことも批判的に付け加えなければならない。
衝撃だった。あのうんざりするような日常は、かくも簡単に破壊されてしまうのか。「社会」に閉じ込められ鬱になっていた自分に、いきなり「世界」が侵入してきた。こんなことあるのか。いや、これまでの秩序が文字通り「奇跡」であって、「世界はもともとこうなっていた」のだ。こんな形で実感したくはなかったが。
2月24日、これは自分の人生も変わったなという確信があった。戦争5日目くらいまでは、突然開けた「世界」に、自分の目の前の「社会」の小さな悩みなど吹き飛び、ちょっとした興奮状態だった。しかしそれも次第に戻り、また鬱が戻ってきた。
3月1日の夜、ベッドの中で猛烈に泣き、自分の心の中で一切合切整理してみた。
それで、資格試験の勉強は手放すことにしました。
地方で独立できるからというのが目指した一番の理由だったのだけど、国家から「お墨付き」をもらい、国家のシステムに依存して、特定の法手続きに詳しくなることは、私の人生の目的ではないとはっきり思いました。あれだけ社会に媚びたくないとか言ってて、資格取ってスキップしようというのは言行不一致すぎる。だから勉強すると涙が出ていたわけだし……。
働くこと=生きること、なら生きたくないとまで思い詰めていたけど、別に必要があるときに働けばいいんですよね。今の私は実家にいて固定費3000円くらいしかなくて、鬱であらゆる欲望もなく、お金は全く使っていない。ならそれでいいとしました。
まあ親には申し訳ないんだけど、人間はhuman doingではなくhuman beingなので、ただ在ることを許していこうと思う。
欲しいものができたり、やりたいことがあれば派遣とかバイトでちょっと働けばいいしね。
変わりに新しいことも始めたので、そっちから人生開けるといいな。
いつになるかわからないけど、動物愛護センターにエントリーしたのでいずれ子猫も来る予定!
そんな報告でした。